特定社労士の比嘉です。

ここ最近ハラスメントに関するセミナーの依頼が増えています。先日もある企業でセミナーを実施しましたが、休み時間に年配の管理職から質問(抗議?)を受けました。ほぼ毎回休み時間に質問を受けています。

質問の内容は「先生の話通りにすると彼女できないよ」「こんなことまでセクハラになるんですか」「コミュニケーションがとれないじゃないか」です。毎回ほぼ同じ内容です。

セクハラは受け手の感覚重視です。被害者が「セクハラ」と感じたらアウトです。
極端なセクハラ発言は別として、「何を言ったか」よりも「誰が言ったか」が分かれ目です。普段から好感が持てる人、もしくはコミュニケーションが取れている人からの言動はセクハラとは受け取られないのでは?という話です。

つまり、状況や当人同士の関係によってはセーフにもアウトにもなり得る、ということですね。

それでは普段から好感を持ってもらうにはどうしたら良いんだ?とか、日頃のコミュニケーション不足を解消するのはそうそう簡単ではないよ!と、お考えの方も多いかと存じます。

これを言ったら、やったらアウトなの?セーフなの?と迷われた時にご自分の胸の中で、今から挙げるふたつのことを考えてみましょう。

①自分の大切な人(恋人・子どもなど)が同じことをされても、言われても大丈夫?
②その言動を撮影され、公開されてもしっかり説明できるか?

このふたつをクリアできていれば胸を張って「セーフ」と言えるのではないでしょうか。


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