特定社労士の比嘉です

昨年に引き続き、公益社団法人北那覇法人会様よりご依頼いただき、年金セミナーに登壇しました。

テーマを「年金の基礎知識・得する年金のもらいかた」とし、世間を震撼させた老後2000万円足りない問題についてもいても解説しました。
今ではすっかり忘れ去られているように思うこの問題。足りなくなる金額は個人差が大きく、無用の心配をしないためにも、老後の収入の核である「年金制度」を正しく理解することは重要です。

今回のセミナーでは、年金の基礎知識から、年金を繰り下げ、繰り上げた場合の増減など、損益分岐点と題してお伝えしました。また、所得税、住民税の減税効果もあるiDeCoなど、自分年金づくりでの年金の増やし方についてもお伝えしました。

月曜日の午前中の開催でしたが、たくさんの方にご来場いただき、参加者の幅広い世代をみると、関心が高いテーマだと感じました。

先日、関与先の年金事務所調査に同行した時のことです。受付近くの窓口で調査実施していたので、一般の方が相談の日程調整をしている声が聞こえてきました。調査中でしたが、私の地獄耳が反応しました。「65歳になる前に会社を辞めて、65歳を過ぎてから失業保険の手続きをしたら年金も同時にもらえると聞いたが…」
窓口職員の回答は「その通りです」でした。

この手法はネットでも多くの記事で取り上げられていますが、現状の制度ではこのようなことになっています。もちろん、失業保険をもらうためには、就職の意思があり、就職活動も行える方等の要件を満たす必要があります。

私は、元気で働き続けられる間は、会社にしがみついてでも働いたほうがいいなと考えています。ですが、会社に必要とされる人材であろうとも強く思います。

人生100年時代を迎え、社会保障のしくみを理解し、事前準備をすることはハッピーリタイアメントにつながります。

退職後の第二の人生を楽しく過ごすための、年金の知識、社会保障制度についてお伝え出来たと思います。

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