特定社労士の比嘉です

いやー、びっくりしました。会社トップの不正競争防止法違反容疑での逮捕!実務上、お客様から、社員の転職を防ぎたいとの相談も多いです。

憲法で職業選択の自由が保障されているわが国では、幹部クラスではなく、一般職員であれば、転職禁止は、合理性が認められないと判断されることが多いです。

実務上、転職時に、在職中に知りえた情報を転職先に漏らしたとの相談も多いです。これは立派な犯罪です。「自分の担当事業所の情報だから」「自分が作成した資料だから」などと、自分の手柄だから当然だと考える方もいますが、これらは会社が事業を運営するうえで不可欠なものです。漏らすことは許されません。

社員の退職時には、守秘義務誓約書を交わし、どの情報が機密情報になるのか互いに確認しておくことを進めています。コンプライアンス遵守が叫ばれている時代ですが、正しく理解していないと「ついうっかり」で賠償請求となりかねません。互いに不幸です。

転職したら、早く成果を出したいとの気持ちは当然だとおもいますが、ついうっかり漏洩、大問題となるケースも多いです。皆さん気を付けましょう。

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