特定社労士の比嘉です。
令和7年から使用できるとされる「簡易な申告書」。年末調整時に提出する、税金を何とか少なくしたい思いがつまった申告書が簡単になるのかと勘違いしてしまいました。去年と同じであれば、その旨を記載して提出するようで、内容は従前のままです。手続きまで簡素化されると期待しましたが、そうでもないようです。
給与計算の現場は、突然始まった定額減税によリテンテコマイです。所得税上の扶養に変更がないか、確認をしながらすすめていますが、「健康保険の扶養に入っているから大丈夫」と、勘違いしている方もいます。最終的にどうなることやら心配になります。
今年の年末まで続きますが、扶養の人数によっては、減税額が多くなるので、控除できなかった分は後日現金給付されることになります。給付は住所地の役所が行うようですが、そのために夜中まで残業する部署が出てくるかと思うと、「朝がまた来る」のメロディーが頭をよぎります。