特定社労士の比嘉です。
前回に引き続き、ストレスについてです。
現代人はストレスフルな生活を余儀なくされていると言われています。そうであれば、うまく付き合っていくしかありません。また、目に見えないものですので、不安だけが募りがりです。
うまく付き合うためにも敵をよく知ることはとても重要です。そのことで有効な対策も構築できます。
一方、ストレスは必ずしも悪い面だけではありません。
先日給与計算実務検定1級を受検しました。社労士試験以来の本格的な試験で、「酒飲めないじゃないか」とブツブツ独り言をいいながら、強いストレスを感じていました。そのストレスの影響からか、またまたバカ食いして、メタボ体型に拍車がかかりました。
しかし、このようにストレスを感じなければ、試験勉強に真剣に取り組むことができなかったかもしれません。
勉強をする中で、給与計算に関する知識のブラッシュアップとなりました。ストレス効果です。
このストレス、大きく3つに分類されます。①生活環境ストレス②外傷性ストレス③心理的ストレス です。
生活環境ストレスを地震のマグニチュードに例えたものがあります。最高点は100点で、例えば、配偶者の死は100点です。身近な者との別れは大きなストレスを受けます。以外に点数が高いものがあります。結婚です。点数は50点もあります。昔誰かが「結婚は人生の墓場」と形容した記憶がありますが、高い点数がついています。その他、仕事の昇進、降格、上司とのトラブルなども点数が高いです。
人生には様々なイベントがありますが、ストレスマグニチュードを認識することで、事前に心の準備を取ることができます。
眠る時間を除けば人生の大半を過ごすことになる「職場」もストレスの宝石箱です。とある調査では、職場でのストレスの原因として、仕事の量(42.5%)仕事の失敗・責任の発生(35.0%)仕事の質(30.9%)の結果となりました。
仕事の量が多いと、残業が多くなったり、満足に休憩が取れなかったりとストレスがたまりやすくなります。
仕事の偏り、責任の度合いもストレスを感じやすいものです。管理職としてはそのようなストレスの芽を摘んでいくのも役割となります。