特定社労士の比嘉です
先日、A外郭団体様の新入社員メンタルヘルス研修で講師を務めました。「最近の若手はうまくストレスと付き合えないので、その対処法を伝授してほしい」との依頼から、企画しました。
かくいう私は、ストレスとうまく付き合えているかというと、そうでもありません。ひとまず、自分のことは棚に上げてレジュメづくりに励みました。
ストレスを解消する心のメカニズムにはいくつかあります。欲求不満耐性が高い方は、不適応行動をとらずに、その状況に耐えて乗り越えていきます。そういえば、私は、ストレスが高まると、バカ食いや、やけ酒をあおることがあるなと反省です。バカ食いやアルコールは、身体の司令塔である脳の前頭葉活動を低下させてしまうそうです。司令塔の機能不全でストレス問題の解決が先送りにされてしまいます。
ストレスを受け続けると、ストレスホルモンのコルチゾールが増加します。このホルモンは、脳を覚醒させてストレスに対応するための様々な作用を発揮できるようにします。
そういえば、先日のセミナーで、ルーマーに銃を向け、恐怖(強いストレス)を与えコルチゾール増加で血液凝固作用を引き出した、とある漫画の場面をたとえ話に出しましたが、無反応でした。「やばい!すべってる」と冷や汗をかきました。
このストレスホルモン「コルチゾール」ですが、ストレスが解消できずじまいでは、増加してしまいます。大量に出続けると「海馬の萎縮」や「脳細胞(ニューロン)の減少」「入眠障害」など、脳や睡眠に悪影響を及ぼします。メンタル不調、罹患も危惧されます。
あらためて、ストレスとうまく付き合い、酒やバカ食いに頼らず、個々に合った、正しいストレス解消法を模索、実践する必要性を痛感しました。
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