新人者社労士の新田です。
令和3年度の国民医療費が公表されました。
令和3年度の国民医療費は45兆359億円で前年度に比べて2兆694億円増加しています。
人口一人当たりでは35万8,800円となっていて前年度に比べて18,200円増加しています。
年齢別にみると65歳以上の国民医療費は27兆3,036億円(構成割合60.6%)となっています。
人口一人当たりの国民医療費は65歳未満が19万8,600円、65歳以上では75万4,000円となっています。
医療費は新型コロナが大流行した令和2年度を除くと年々増加しており、少子高齢化が進むなかで医療費抑制は課題となっています。
医療費の抑制には病気の予防が重要となります。
政府が推進する第4期医療費適正化計画(2024年度~2029年度)では特定検診・特定保健指導の実地率向上、後発医薬品・バイオ後続品の使用促進、生活習慣病等(糖尿病)の重症化防止、重複・多剤投薬の是正、医療資源の効果的・効率的な活用による取組の効果を目指しています。
医療費の抑制のためには日頃からの健康意識と定期検診による病気の早期発見、保健指導による生活習慣の改善が大事になります。