新人社労士の新田です。
年金請求の手続きをしていて在職老齢年金について気になったので整理してみました。

在職老齢年金では働きながら年金をもらえる制度ですが一定以上の収入があると減額や支給停止となる場合もあります。
もともと老齢年金は退職者の生活の安定を図るために支給されるものですが、退職せずに働く人にも年金を支給するようにしたのが在職老齢年金という制度です。
そのためある程度の収入がある在職者については生活の安定が図られているので年金額を調整するのが在職老齢年金のしくみです。

計算式は簡単に考えると
年金支給停止額=(年金月額+平均月収+賞与/12-47万円)÷2

となります。
計算式の中に47万円とありますがこれは支給停止基準額とされており、年金月額と平均月収の合計が47万円を超えるかが年金減額の目安となります。

例えば年金月額が15万円、平均月収が36万円なら支給停止額は2万円となり年金は月額13万円の支給となります。

社労士試験の勉強をしていた頃は65歳未満の場合の計算式は複雑で覚えるのに苦労したのですが令和4年4月からは分かりやすくなってますね。

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