特定社労士の比嘉です。

先日の女性外務大臣就任時の某政治家の発言が物議をかもしています。

「そんなに美しい方とは言わんけれども」「俺たちから見てても、このおばさんやるねえと思った」

切り取り記事のようで申し訳ありませんが、問題発言です。外務大臣として、期待している、手腕を評価しているのかもしれませんが、それ以外の要素に触れる必要はありません。

異性に対する差別的発言や、容姿に対する発言は、言われた本人はもちろん、周囲も嫌な気持ちを抱きます。
また、友達付き合いなら嫌なことがあれば逃げられますが、職場は逃げられません。仕事の責任、経済的問題、人間関係を壊したくないので我慢しようと思ってしまいます。睡眠時間を除けば1日のほとんどを過ごす職場で、このような嫌な思いをすることの悪影響は想像に難くありません。

セクハラ発言は、ほんの少し、相手に配慮すれば適切な言い方になるケースもあります。本ブログのタイトルですが、セミナーでお話させていただく際、どこがセクハラなんだと質問(お叱り?)を受けることも多いです。

「君は職場の華だね」と言われた場合、良好な関係性が取れていたとしても、私をそんな目でみてるのと、不快に思う方もいます。発言者は、「ほめてるのに」との認識かもしれませんが、そのほめ方が性的な方向に向いていると、たとえ褒め言葉でも相手を不快にさせるセクハラ発言になります。そもそも、職場で好意を示されても、喜ぶとは限りません。

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