新人社労士の新田です。
厚生労働省が毎月勤労統計(8月分)を発表し、実質賃金は前年同月比で1.7%マイナスで5か月連続でマイナスが続いていることが分かりました。
そもそも実質賃金とは何なのか、同じような言葉で名目賃金とは何なのか気になったので調べてみました。

まず名目賃金とはもらえる賃金そのもののこと。20万円の賃金をもらっていれば20万円が名目賃金となります。

次に実質賃金ですが、これが少しややこしいのですが簡単にいうと貰った賃金でどれだけの物を購入できるかを表す数値です。
具体的には名目賃金を消費者物価指数で割った値です。

例えば8月に20万円の賃金をもらって20万円分の買い物ができたとします。
9月になり20万円の賃金をもらい8月と同じ買い物したにもかかわらず21万円かかってしましました。
物価は5%上昇しているため実質賃金としては19万476円ほどになっています。
この場合は賃金が変わっていないにもかかわらず物価が上昇しているため賃金の価値が下がり実質賃金が低下したということになります。

毎月勤労統計によると名目賃金は上昇しているものの物価の上昇に追い付いていないため実質賃金がマイナスとなっているわけですね。

おすすめの記事